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氷ノ山・八木川源流・左俣

 

10月1日(日) 晴れのちくもり
親水公園→左俣分岐→左俣溯行→氷ノ山山頂→氷ノ山越え→親水公園
H・S氏 Y・T氏 ちち
豪快な落差のある滝が続き、つめ上がると氷ノ山の山頂

 尾根歩き山行やテレマークスキーツアーなどでは何度も訪れた氷ノ山。今回はこの山域初めての沢登りで、氷ノ山越え登山道から覗き見ることが出来る左俣(不動谷)を溯行した。
 前夜、仕事を終えて20時過ぎに自宅を出る。皆が待つはずの氷ノ山国際スキー場脇にある逆水キャンプ場、道のりは約2時間だが出だしからかなり激しい雨が降る。「こんな雨の中、ほんとにキャンプしてるのか?」と思いながら車を走らす。しかしなんと!オイラがキャンプ場に着く頃には雨はすっかりやんでしまったのだった。これで明日も晴れならば雨男の汚名返上だ!

入渓地点の斜瀑

 朝7時、日曜の朝は快晴である。朝食をとりテン場を片付けて、今日の出発点である親水公園の駐車場へ車で移動する。溯行準備を整えていざ出発。しばらく公園の中を歩き、すぐに左から落ち口が堰堤になってる20m斜瀑に出会う。これが今日溯行する左俣の入り口だ。8時22分入渓。この滝の左側を簡単に登る。ちなみに、このまま真っ直ぐ登山道沿いに流れる渓流を進むと、落差65mの布滝がかかる右俣(布滝谷)である。こちらは来年のお楽しみにとっておく。

 8時35分 左にでっかい岩壁を見た後、廊下となってその奥に45mの豪快な滝が落ちている。これが「のぞきの滝」か? 右も左も、もちろん滝身自体も登る自信はない。岩壁まで戻って右岸を大きく高巻く。しかしここの巻きはかなり悪い!足元は泥でズルズル、石はほとんど浮石で当てにならんし、木を掴むのもしっかり選ばないとポキッと折れるのが多い。こんな感じのかなり急な斜面を上がったあと高度感バリバリのトラバースをして、先ほどの45mのもうひとつ上の滝の落ち口に立つ。下を覗き見るとこれもかなりの高さの滝のようで溯行図には40mとある。

 9時08分 またすぐに美しい3段30m。下段は右を、中段は左を登る。上段には深い滝壷がある。真夏ならお酔いで・・・いや、泳いで遊ぶのも良いがもう今日から10月。風邪をひくとまずいのでやめておこう。上段も左の岩をよじ登る。

 9時19分 その先すぐにまた廊下になって30mの直瀑。これが「不動滝」か。浅い滝壷に入り飛沫を浴びて真下から見るとすごい迫力! この不動滝を登った記録はあるが、こんな危険な登攀で怪我でもしたらお母ちゃんに叱られるので、あっさりと左岸を巻く。先ほどの巻きと同じくかなり悪い。
 この谷の核心はここまでか?不動滝の落ち口に立った後、平凡な渓流の中をザブザブと歩くのだがこれが結構長〜い。時々小さな魚影が走る。H氏がザックの中から竿を取り出し釣りタイムである。「何でも持ってくる人だな〜」T氏と話してるといきなりヒット。手のひらより少し大きい美形のイワナである。氷ノ山にイワナがいるとは噂には聞いてたが、実際に釣ったのを見たのは初めてだ。

 10時25分 長い河原歩きが終わると広い滝壷を持った2段5m。ど真ん中を登る。そして両岸が立ってその奥に流木が立っている10m直瀑。これは直登は無理。左岸を巻く。

 10時55分 何度か小滝を簡単に越え、次は25m。溯行図には2段40mとあるが上段は見えない。左を巻くがここも泥壁のズルズル!ヒイヒイとあえいで巻き上がるがちょっと巻きすぎたようで溯行図上の15m滝の上に出た。11時30分。腹が減ったのでここで温かいラーメンの昼食にする。ビールは山頂までお預け。
 その後は5m前後の滝を数個直登して源流域にはいる。急な細溝を汗をかいて息を切らしながら登りつめる。これもかなり長かった! 水の流れが消えそうになった頃、先頭を登るオイラの鼻が何かをキャッチした。「何か臭うぞ!この右側の笹薮が怪しいぞ!」太い笹藪を3m掻き分けると12時48分、甑岩(こしきいわ)の少し上の登山道に出た。何とラッキーなつめだろう。日頃の鼻の訓練がものをいう(ほんまかいな?)
 約10分で山頂に立ちビールで乾杯。ガスってて何も見えない。下山は氷ノ山越えから親水公園へ下る。車まで2時間15分。この下山の間に3回もこけてしまった。

 氷ノ山にもこんなに美しく遡行して楽しい谷があったのか!今までの氷ノ山のイメージにもうひとつ良いものが加わった一日だった。

 沢登り山行恒例の温泉は、車で9号線を一走りして養父温泉(600円)へ。さっぱりとしてこれで解散。ご苦労様でした。