御在所岳 一ノ谷で沢登り 

 

4月16日(日)快晴
山の家→三滝川・一ノ滝遡行→御在所岳ロープウェイ山頂駅→中道→山の家
S・H氏 Y・T氏 S・N 君 T・K君 ちち
今年一番初めの沢登り。前日の雨が嘘のように晴れ渡る。少し短く、終点が一般観光地になっている以外は明るくって良い沢だった。

 

 

 2000年。今シーズン初めての沢登り計画を福井県の耳川・ウツロ谷に計画していた。ところが直前になって三国・赤坂山は10年ぶりの大雪でまだ雪が残っているとの情報が入る。ということは溪はまだ雪の中!?。しかたがない、場所を変更だ!「ここなら雪は絶対に無いだろう」と鈴鹿山系・御在所岳・一ノ谷に急きょ決定する。
 15日土曜日、お昼ご飯にうどんを食べて13:00に3人で丹後を出発。途中宇治市で仲間と合流し、19:00頃御在所岳ふもとの某キャンプ場に到着。雨の中タープを張って厳選素材特製おでんを作り、皆が持ち込んだ酒を飲みながら焚き火を囲む。仕上げは具の無くなったおでん鍋にうどんを放り込んだ「特製おでんうどん」、これがまた格別の味。仕事で遅くなったH氏も到着し、深夜まで談笑はつづく。


8:15 入渓

 16日日曜、朝7:00に目が覚める。ピッカーンと晴れ渡った最高の天気だ。しかし呑み過ぎで頭がくらくらする。朝食は風がまだ冷たいのでなにか温まるものを食べたい。おっと、「カップうどん」がある。これに決まり。
 朝食を済ませテント場を片付け車で少し移動して中道登山口近くに車を止める。ここで支度する。山の家横の一ノ谷新道を少し登り、途中から一ノ谷の冷たい渓流へ降りる。「ヤッホー久しぶりの感触だ!」みんなが叫ぶ。


8:38 CS30mの滝

 何度か小滝を過ぎると目の前に突然大きな滝。水流は少ないが落ち口は巨岩が重なり合って三方の壁はほぼ垂直に近い30mの滝。かなりの迫力だ! 左側の樹林帯を巻く。


9:15 20mの滝

 20m滝手前付近で、量こそ少ないが雪渓が現れる。去年6月の中央アルプスが思い出される。あの時に渓流シューズは雪に全く歯が立たないのを初めて経験した。まあ今日は日陰になった谷筋くらいだろう。

9:33 ルンゼ状ナメ滝

 遡行図ではカラ滝とあるが、まだ雪解け水が残っているのか昨日の雨か、滑り台を滑るように狭い溝をナメ滝が落ちる。師匠は少し手間取るがクリア。さすがだ。私はロープのお世話になる。

10:04 ロープウェイ下

 視界が開けると、上空には先ほどからちらちらと見えていたロープウェイが真上に往来する。天気も良いからしばらく大きな岩の上でロープウェイや四日市の町を眺めトカゲを決めこんで大休止。



10:18 山頂駅

 頭上を通る乗り物の中から上流階級のお方達が手を振る。こちらもなぜか手を振る・・・。しばらく岩がゴロゴロの急な枯れ沢を登り、最後は背の高い笹を詰めてロープウェイ山頂駅へ到着。遡行終了。辺りはアスファルトでハイヒールのお姉さんが・・・なんて山だ!!
 駅の食堂で生ビールを注文する。終了地点で冷えた生ビールをジョッキで乾杯。何て良い山だ!!小腹が空いたので何か食べよう。牛丼も旨そうだけどこの大きな海老天がのった「てんぷらうどん」にしよう。


11:43 地蔵岩

 11:12 中道登山道より小走りに下山開始。途中で何人もガイジンさんに出会う。「ナイスツーミーチュー」意味もはっきり知らない英語で挨拶すると「Oh! △@○#&%>$」明るい笑顔で返事が返ってくる。挨拶ってきもちいい。
 12:20 駐車場に到着。

 帰り道、温泉に浸かりに行く。名前は忘れたのだが、この辺りの元湯らしい。入場料1000円はちょっと高いように思うのだが・・・ ここの食堂に、「この地方に行ったら話の種に食べたら良い」と言われた「伊勢うどん」があった。話の種に食べてみよう。あつあつのうどんの上に刻んだねぎと鰹節、だし汁は・・・濃いだしが底の方に少し。これはこれでまた旨かった。
 ここで宇治方面の仲間と別れ、四日市から関ヶ原、木ノ本、小浜へと一般道をひた走り、5時間かけて(案外早かった)丹後へ到着。ご苦労様でした。昨日今日とうどんばかりだったので、家に帰ったらごはんを腹いっぱいたべるぞ!と考えていたら我が家の夕食は「肉うどん」だった・・・・