比良・八池谷(八ッ淵の滝)

9月8日(土)くもりのちはれ
ガリバー旅行村→八池谷溯行→広谷→八雲ヶ原→登山道から旅行村へ
S・H氏 Y・T氏 S・N君 ちち
前日までの雨で増水した渓には圧巻される

 

 オイラ達の比良の沢登りのほとんどは裏比良と呼ばれる安曇川流域が中心だけれど、今回は表比良の代表的な渓である鴨川源流八池谷を遡行した。この渓は八ッ淵の滝と呼ばれ、この滝群が日本の滝100選に選ばれている。

魚止めの滝 6m

 ガリバー旅行村で皆と合流し溯行準備。入山届を提出して小道を10分ほど歩き 9時23分 に魚止めの滝下から入渓。前日2日間降った雨で増水した渓は凄い迫力だ!むりせずボチボチ行こう。

唐戸ノ滝

 障子の滝は左の岩場を登る・・が、岩にはハシゴ状に黄色い足場が打たれていて「景観もなにも台無しだぁ!!」と激怒.。しかし、結局はこの滝を越えるのに黄色い足場を使ってしまうオイラ・・・まだまだ修行が足りぬ(^^ゞ
 その上には唐戸ノ滝が轟音をたてて落ちている。溯行図には「左をへつり気味に斜上して越える」とあるがこれは自信がないのであっさりと巻道に上がり、大摺鉢(落差10m長さ40mの斜瀑)から再び渓の中へ。

 

貴船の滝 30m

 登山道を歩く中高年5人組のパーティと渓の中を歩くオイラ達は抜きつ抜かれつ、休憩の時間もほとんど変わらないようで、淵のへつりや岩場の登りを上から見下ろされている。ギャラリーが多い沢登りって珍しい。緊張するなぁ。。別に何もそんな事で緊張せんでもいいんだけど・・・
 時々魚影が足元を走る。

 

七遍返しの滝 12m

 木橋が渓を横切り、その上には七遍返しの滝。右を登る。

 

5m

 ここら辺りから上流は登山道も離れて、自分達以外の人影はない。しばらく何の変哲もない渓流を歩き、小さなゴルジュの中の4mと5m滝を「わざわざ緊張するルートを選んで」遊びながら?越える。今日のこの渓は大きな淵や釜がたくさんあるが、曇り空だからちょっと遠慮していた。何をって・・泳ぐのを・・ この辺りから日もさしてきて、別に泳がなくても良いとこを「これは泳がなくちゃ突破できんぞ!!」と釜に入って泳ぎ、滝の中に取りつき登る。端から見たらただのおバカかお調子者だろうな?

 

まぼろしの滝 6m

 またしばらく平流を歩くと渓の奥に突然美しい直瀑が・・これが「まぼろしの滝」か?

 

連瀑に流木が突き刺さってる

 次々と出てくる小滝をこなして核深部を終える。また平流に戻りしばらく歩くと木橋が横切り「イブルキのコバ」への道標を左へ20分ほど歩いて12時40分に八雲ヶ原に着く。何故ここまで歩くのか?それは自動販売機でビールを売ってるからだ〜〜! ビールで乾杯し、熱いラーメンをすすってしばらく雑談タイム。
 帰りは来た道を引き返し、広谷から尾根上の登山道を歩いて七編返しの滝の少し上に出て、ここから渓沿いの道を歩き、八雲ヶ原から約1時間半でガリバー旅行村に着く。