巻機山 米子沢
9月10〜11日(日) | |
10日 桜坂駐車場9:30→3段40m10:57→スダレ滝12:44→ゴルジュ14:09→枝谷ビバーク 11日 ビバーク地?→米子沢9:54→巻機非難小屋10:35→桜坂P13:00 |
|
T崎氏 N山君 A澤君 | |
越後の名渓は我々に厳しい洗礼を与えたのであった。 |
北陸道のSAでテント泊し関越道へと繋ぎ秋田から南下してきたA澤君と合流する。
京都Noと秋田Noの2台のステップワゴンで巻機山登山口である桜坂駐車場へ。
巻機山米子沢。それはそれは美しい渓だという。一度は訪れたい!との念願がかなう。
伏水のゴーロ&堰堤を越え目の前には井戸尾根に突上げる数百mはあろうかと言う支流のナメ沢に感激。
V字に深く刻まれた谷
いやー、本当に美しい!
明るい渓に白いツルツルの岩を滑り落ちる滝また滝!!サイコー!!超気持ちいい!!
ナメと滝が次々と出てくる。空も快晴だ。
ゴーロでは大汗をかいたが滝が現れてからは快適快適。
この後天気があのように変るとは誰も予想だにしていなかった。
3段40mは右岸を巻き上がり、沢床に降り立った所で昼食。
いいでしょ、この適度な高度感。
美しいスダレ滝の下にある釜ではお風呂に入ってる人も見かけました。って俺かよっ!
ココまでに神崎川のイアン・ソープと呼ばれた人も何度か見かけたようですが、写真には納まっていないようですね。
この頃から少しずつ雲が出はじめて・・・
上部のゴルジュに取り掛かった頃には下界と目指す巻機山の方角からゴロゴロと雷の音もし始めた。。
そしてしばらくすると大粒の雨がっ・・
↑の滝を巻こうと左岸のふみ跡を追う。
雨は激しくなり途中で谷を覗くと増水の気配。
このまま稜線に出ようと計画変更するが、その後・・・延々と続く藪にはばまれ・・・
今日中に非難小屋に到着する事を諦めて水確保の為枝谷に下り、
4人分のスペースを確保し2基のツェルトをタープ状にしてその下でビバーク。
熱々のうどん鍋が冷えた体に染み渡る。
雨は小雨となったものの一晩中降り続いていたがそこそこ眠れた。。
翌朝は再び稜線を目指して延々と藪漕ぎ・・これが上越の藪漕ぎかーっ!!
何とか稜線に出たものの道は廃道と化し、笹に消されていた(涙)
笹藪の稜線を小1時間進み左下の枝谷の藪トンネルをくぐって大ナメの上部に降り立つ。
小滝を幾つか越えて二股からは踏み跡をたどって無事巻き機非難小屋へ到着。
非難小屋は登山客でイッパイだ。
どうせ上から下までずぶぬれなので外のベンチに座ってチーズをかじる。
画像は小屋前から見る巻機山の展望
ここからは一気に尾根を下って出発点へ戻る。
下山途中に覗き見た米子沢。
無事駐車場に到着。